蜂と神さま
蜂はお花のなかに
お花はお庭のなかに
お庭は土塀のなかに
土塀は町のなかに
町は日本のなかに
日本は世界のなかに
世界は神さまのなかに
そうして、そうして、神さまは
小ちゃな蜂のなかに
金子みすゞさんの蜂と神さまが私は大好き
みすゞさんがどんな思いでこの詩を謳ったのか
その境涯を知ることはできないけれど
前よりはずっとずっとわかる気がする・・・
神さまって みんなのなかにあって
みんな神さまなんだよね
誰かと比べて特別な存在なんていなくて
そして みんなが特別なんだよね
みすゞさんのこの詩に触れると
なぜか涙が出てきてしまう・・・
この詩を残してくれて ありがとう
みすゞさん