本日の1本は
大七純米 生酛(きもと)
味のタイプ |
やや辛口 |
アルコール度 |
15度 |
日本酒度 |
+3.0 |
酸度 |
1.8 |
アミノ酸度 |
1.0 |
原料米 |
五百万石等 |
精米歩合(掛米/麹米) |
69%/65% 扁平精米 |
|
|
オススメの飲み方:常温(12~18℃)上燗(40~50℃)
受賞:2007年地酒大SHOW「お燗でじっくり飲みたいお酒」第1位
2008年地酒大SHOW「お燗にして美味しい日本酒」ゴールド賞
2009年地酒大SHOW「おせちと料理と合う日本酒」プラチナ賞
2010年地酒大SHOW「夏こそ燗酒」プラチナ賞
2011年地酒大SHOW「酒の肴とピッタリ燗酒」プラチナ賞
3度のプラチナ賞で殿堂入り
まずは常温でいただきました。
酸味が際立って、どっしりとした旨味の強い日本酒(⌒∇⌒)
この味わいはやはりお燗でしょ!!!
燗でもいただきました!
ひゃ~!!! うまい!の一言! 燗最高!!!
これは日本酒好きにはたまらない味かも・・・。
生酛って?
ところで、生酛って???
生酛とは日本酒の製法の一つで現存する酒造りの技法の中で最も古い技法です。自然界の法則を巧みに利用して生命力の弱い酵母を淘汰させ生命力の強い酵母だけを純粋培養する技術なのだそうです。大変な労力が必要ですが、しっかりとした旨味と酸のある腰が強いお酒になるのだそうです。
詳しくは大七酒造のホームページをぜひご覧ください。
日本酒の酸度って?
3月3日のブログでは「日本酒度」について調べてみたので今回は「酸度」について調べてみました。
cosmos-children2021.hatenablog.com
酸度とは
日本酒の酸度とは、乳酸、コハク酸、リンゴ酸などの有機酸の量を数値で表したものです。
酸度と日本酒の味わい
日本酒の酸度は単に酸っぱさを表す度数ではなく、キレや吞み口に大きく影響する度数です。「甘辛」「芳醇」「淡麗」といった日本酒の味の表現にもこの酸度が大きく影響しています。日本酒の酸度が高くなるほど芳醇な味わいに、逆に酸度が低くなるほどスッキリとした爽快感のある味わいになります。
酸度の平均的な度数
酸度の平均的な度数は1.3~1.5程度になります。これより低いと淡麗、これより高いと芳醇と表現されます。
日本酒度と酸度の違いによる味わい
日本酒度はマイナスが大きいほど甘口に、プラスが大きいほど辛口の味わいになります。
大甘口 -6.0以下
甘口 -5.9~-3.5
やや甘口 -3.4~-1.5
普通 -1.4~+1.4
やや辛口 +1.5~+3.4
辛口 +3.5~+5.9
大辛口 +6.0以上
例えば、日本酒度-3.0、酸度2.0 なら芳醇甘口と表現され、
日本酒度+5.0、酸度1.0 なら淡麗辛口と表現されます。
また、日本酒度が同じでも酸度が違うことで甘口辛口の味わいが変化します。
例えば同じ日本酒度+3(やや辛口)でも酸度が1.2と低めならやや甘口に、逆に酸度が2.0なら辛口に味わいが変化します。
さいごに
自分の好みの日本酒を選ぶのに、日本酒度や酸度を目安にしてみるのもいいですね。ただ、やはり日本酒は呑んでみないとわからない! 数値からは図れない美味しさが日本酒にあります。数値にとらわれないで気になる日本酒を呑んでみることで思わぬ味の日本酒と出会えるかも・・・。