こすもす ちるどれん 

日々感じた小さな幸せを綴っています。よろしければお付き合いくださいませ。

純米辛口 加賀纏

 

 

純米辛口 加賀纏(かがまとい)

本日の1本は、石川県金沢市福光屋さんの

「純米辛口 加賀纏(かがまとい)」


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原材料:米(国産)、米麹(国産米)

精米歩合:65%

アルコール度:15度

日本酒度:+7

酸度:1.7

オススメの呑み方:冷や、常温、お燗

 

お味の感想は最後に・・・。

 

酒蔵 福光屋

福光屋さんは創業1625年(寛永2年)、金沢で最も長い歴史と伝統を誇る酒蔵です。

酒蔵さんそれぞれに酒造りに対するこだわりは半端ないのですが、福光屋さんの酒造りへの思いには特に感銘を受けましたので、その思いを福光屋さんホームページより引用させていただきます。

職人魂の酒造り

冬、辺りが冷気に包まれる頃、酒蔵には張りつめた空気が漂います。酒を醸す。蔵人たちによって一瞬も気を抜けない仕込みの季節が始まります。福光屋の酒造りは自然が主役。寒の水と吟味された酒米。これら自然の恵みと、酵母や麹カビといった微生物たちによって酒は醸し出されます。蔵人の役割は自然の原理がうまく働く場をつくること。そして、主役である微生物が気持ち良く活躍できる環境を整えること。自然に敬意をはらい、自然のチカラを最大限に引き出すための知恵と工夫を授かるために、蔵人は手造りにこだわります。いい酒を造りたい。そのためには、できる限りあらゆることを試してみたい。福光屋の酒造りを支えてきたものは、蔵人たちの職人魂です。

恵みの水「百年水」

福光屋の酒造りを支えるもの、そのひとつに水があります。水の良し悪しは酒の味わいに大きく影響します。福光屋の仕込み水は、生まれたて百歳。霊峰白山の麓に一世紀前に降った雨が地中深く浸み込み、幾重にも重なる貝殻層をくぐり抜ける間に、酒造りに最適な成分をゆっくりと溶け込ませながら、実に百年の歳月をかけて福光屋の蔵に辿り着きます。ゆったりと悠久の時を過ごした水は、まさに自然の恵みとなり、福光屋の直下150メートルの地中から渾々と湧き出しています。酒蔵にとって水は命。福光屋が創業以来、現在の地を一歩も動かず酒を造り続けてきたのは、このかけがえのない「恵みの百年水」があるからです。

契約栽培米

兵庫県多可町中区。酒米の最高峰「山田錦」発祥の地。酒米は栽培地が限られるうえに育成が難しいものです。しかし、米は本来もつ自然のチカラを発揮できる最適な土壌のもとなら、多少の気候変動にも負けず立派に育ちます。福光屋では昭和35年から中区坂本の農家と契約栽培を行い、土づくりからともに取り組んでいます。稲が気持ち良く育つ環境を整えるために、知恵と工夫を尽くす職人魂がここにもあります。今では長野県木島平で「金紋錦」、兵庫県出石で「フクノハナ」、富山県福光と石川県白山で「五百万石」を契約栽培しています。良質の酒米を充分に確保できるからこそ、それぞれの酒米の個性を納得いくまで見極め、仕込みによって使い分けることができるのです。

伝統技術

表情を見る、香りを嗅ぐ、味をみる、感触をみる、音を聴く。蔵人は酵母や麹の微妙な変化を、五感で感じ取ります。酒造りの主役である微生物が気持ち良く活躍できるように、昼夜を分かたず的確な手入れを行います。自然の摂理と真正面に向き合い、精神を集中させて手入れを行うことで、より良い工夫につながるひらめきを得ることができるのです。蔵人が手造りにこだわる理由がここにあります。醸造とは自然の営みであり、人の手による仕事を機械で置き換えることは到底できないこと、伝統技術に息づく手法の中に、本当の意味があることを知るとき、未来の酒造りにつながる工程が出来上がります。福光屋の伝統技術は先端の裏づけを得ながら進化し続けています。

ぜひ、ホームページもご覧ください。

www.fukumitsuya.co.jp

 

さいごに

まずは常温で。

 

ほわ~~~~~~~!!!

やわらかい!!

 

イメージしていた辛口とは全然違う・・・。

とても深みのあるまろやかな味わい。

口の中で優しく層をなして膨らんでいく感覚・・・。

 

城下町金沢でこだわりの水と酒米福光屋職人魂で長年酒造りを営み続けた福光屋さんの思いを味わえる日本酒です。

 

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