ご存知の方も多いかと思いますが、さつま芋は採れたてを食べても甘味が少なくてあまり美味しくありません。
収穫後、保存することで甘みが増して美味しいさつま芋になってくれます。
今日は、さつま芋を美味しくいただくための保存方法をお伝えします。
さつま芋の性質
さつま芋は、低温と水に弱いという性質があります。
このため、さつま芋を収穫するタイミングも、数日間晴れが続いて畑が乾いている時に行うのがベストです。
また、地温が低くなりすぎないうちに収穫を終えてしまう方がよいようです。
保存する上でもこの性質がポイントとなります。
天日乾燥
掘ったさつま芋は、我が家では天日で表面の水分をしっかりと乾燥させています。
乾燥の方法は「1週間程度陰干し」するなど、皆さんそれぞれのようです。
掘って3日目のさつま芋です。
収穫翌日は雨だったので玄関で保管しましたが、その後は2日間は日の当たる場所に置いていました。
表面がしっかりと乾燥しました。
表面の土は水では洗わず軍手で落としていきます。
以前は掘ってすぐに水洗いしていましたが、さつま芋は水洗いで傷んでしまうので水洗いはしない方が長く保存できるそうです。
保存の準備
土を落としたので、れから保存のための準備をします。
まずは、傷のある芋とキレイな芋を分けます。
さつま芋は1個ずつ新聞紙に包んで保存するとよいそうです。
これは今までやっていなかった・・・(笑)
小さい芋は纏めて包みました。
全部包み終わったら傷のある芋を一番上にして、キッチンに保存します。
(傷のある芋は痛みやすいので早く食べます。)
保存する容器は段ボールなどがよいそうです。
我が家ではいつも100円ショップで購入した籠に新聞紙か紙袋を敷いて保存していますが、これでも十分翌年まで保存できています。
さつま芋を長く保存するためのポイントは?
収穫後は水洗いしない
さつま芋は水分に弱く水で濡れたところから傷んでしまいます。
なので、表面の土は乾燥後手で落とすのがベスト。
温かい部屋で保存する
さつま芋の保存に適した温度は13~15℃なのだそうです。
玄関より暖気が残りやすい居間、台所などで保存するのがおすすめです。
冷蔵庫での保存はNGです。
黒く変色して、とてもまずくなってしまいます。
こうして温かい部屋で、じっくりと保存しているうちに、少しずつ水分が抜け、味が凝縮されると同時に、デンプンが糖に転換して、甘くねっとりした美味しいさつま芋になるのだそうです。
お店で売られているさつま芋も同じように保存することで、甘味が増してかつ長く保存できるようになります。
さいごに
せっかく採れたさつま芋、できるだけ無駄なく最後まで美味しく食べたいので、今年もうまく保存できますように・・・。