雑草について、こんな素敵なフレーズを見つけました。
実は雑草は、じゃまをするために生えているのではありません。
その土地に必要とされているから生えているのです。
雑草の定義は、
人間が栽培する作物や草花以外の,いろいろの草。田畑・庭園・路傍・造林地などに侵入して,よくはびこる。多数の帰化植物が含まれる。
だそうです。
結局人間にとって都合が良くない植物ということでしょうか?
害虫もしかり・・・。
私も、これまでカタバミ、ススキ、オヒシバ、メヒシバなどなど色んな「雑草」を排除しようと日々奮闘していましたが・・・。かなり大げさな表現でした。(笑)
雑草を横目に、「抜かないとなあ~」と気になりつつ放置している、という表現が正しいかも。(笑笑笑)
雑草で堆肥を作り始めたり、花や野菜の芽を地中の虫たちに根元から食べられて全滅したりすることを経験して、雑草の有難みをしみじみ実感しているところではありましたが・・・。
こんな風に思ったことがなかった・・・。
雑草が生えていることによるメリットはたくさんあります。
- 害虫から作物を守ってくれます。雑草が害虫の餌ともなるので、結果的に作物の害虫被害を減らすことができます。
- 土壌の乾燥を防いでくれます。雑草が生えていることで保水性が増し、夏場日照りが続く時は周りに雑草が生えている方が、作物の水枯れが軽減されます。
- 土壌微生物を育む働きがあります。雑草が生えていることで土壌の乾燥を防いてくれるほか紫外線をカット。このことで土壌微生物が生育しやすい環境を作ってくれます。このことで作物の生育もよくなります。
でも、この言葉・・・。
雑草のメリットがどうこうではないですよね。
心が優しくえぐられた感じがしました・・・。
雑草だけではなく全ての存在がそうなんですよね。私が害虫と思っている根切り虫やナメクジさんたちも・・・。死ぬほど苦手なムカデさんも・・・。
だからといって、どうぞどうぞお好きにしてくださいとはなりませんが・・・(笑)
今は亡き、私の尊敬する寄生虫学の教授の言葉を思い出します。
「寄生虫は自分の宿主を傷つけることはしない。それをしてしまうと自分も生きていけなくなるから。」
寄生虫が暴れてしまう時は、
- 本来の宿主ではない生体に入ってしまった時
- 宿主の中で本来寄生する臓器以外に侵入した時
- 宿主の中で大量に増えすぎてしまった時
などがあります。
よく耳にするアニサキス症も1と2が原因で起こります。
「全ての存在はあるべき場所であるべき存在が互いに必要とし存在しあっている・・・」
そして
「バランスが取れた健康な環境では互いを生かし合う」
地球全てがそうなのですよね。
排除し合う関係ではなく、生かし合う関係、そんな生き方が出来れば素敵ですよね。
雑草のお話から大きく広がってしまいました(笑)
最後までお付き合いくださりありがとうございました。