今年我が家では2種類のトウガラシを栽培しています。
意図して2種類を栽培したわけではなく、たまたま違う種類だったのですが・・・(笑)
実が生り始めて種類が違うことに気づきました。
こちらのトウガラシは長さが20cmほどもある大きなトウガラシ。
品種名はわかりません。
こちらは実が上向きになっているので多分タカノツメ。
トウガラシとタカノツメ、何が違うのでしょうか?
トウガラシ
- 学名:Capsicum annuum
- 科名・属名:ナス科
- 分類:カプシカム(トウガラシ)属
唐辛子はナス科の多年草。中央・南アメリカ原産の辛みが特徴の野菜です。原産地では多年草ですが、日本では一年草として栽培されています。
初夏に小さな白い花を咲かせ、夏から秋にかけて赤や黄色に熟した果実を実らせます。この果実はカプサイシンという成分を含んでいて、これが唐辛子の辛みのもととなっています。
唐辛子は世界中で数十種類存在すると言われています。さらに食用に多くの栽培品種が作られています。栽培品種には辛みの少ない品種と辛みの強い品種があります。
タカノツメ
タカノツメはトウガラシの中の1品種名で江戸時代に日本で作られたトウガラシなのだそうです。
名前の由来は、その形にあります。先がとがっていて、少し曲がっているその形が、鷹の鈎爪と似ていることから、この名前が付けられました。
トウガラシの品種
鷹の爪(タカノツメ)
鷹の爪は日本で作られた栽培品種。辛みが強いのが特徴です。日頃見かけるのは乾燥したものですが、生の鷹の爪も流通してます。
八房(ヤツフサ)
房なりに果実をつけるので八房というのが名前の由来です。
ハラペーニョ
辛い唐辛子の代表のような品種。肉厚で辛みが強いのが特徴です。
甘長トウガラシ
辛みの少ない唐辛子の1品種。シシトウに比べて果実が長いのが特徴です。熟す前の青い果実を食用にします。
シシトウ
辛みの少ない唐辛子の1品種。熟す前の青い果実を食用にします。揚げたり炒めたりするほか、生でも食べられます。
ピーマン
辛みの少ない唐辛子の1品種。その独特な苦味から苦手とする子供や大人も多い緑黄色野菜の代表種です。
明治以降にできた品種だと言われています。唐辛子の仲間であることはあまり認識されていません。
パプリカ
辛みの少ない唐辛子の1品種。色は赤や黄色、オレンジ色などがあります。果実は肉厚で加熱すると甘味が増します。
葉トウガラシ
花が終った後の葉茎を刈り取ったものが葉唐辛子。つくだ煮など加熱調理して食べます。
葉トウガラシって・・・。
そういう事だったんだあ~~~!!!てっきり葉トウガラシという野菜がるのかと思ってました!
タバスコ
酸味の効いた辛さが魅力のタバスコソースは、このタバスコという品種から作られたものです。
島トウガラシ
大きさ3cm程度と小さいながらも辛みの強い品種。沖縄の島唐辛子を泡盛に漬け込んだ、コーレーグースという調味料が有名です。
ハバネロ
激辛で有名な品種。卵型の果実を実らせます。
さいごに
トウガラシは品種によって辛さも香りも違うようで、料理人の方はトウガラシの種類にもこだわって料理をされるのでしょうね。
今年は同じショップで購入したトウガラシの苗だったのですが、たまた違う品種だったので興味を持って調べてみましたが・・・。
トウガラシなかなか奥が深いです!
まだ、どちらも食していませんが、タカノツメを収穫したら辛みと香りの違いを体感してみようと思います。